全労済ホール/スペース・ゼロ スーパーバイザー野村萬斎「新宿狂言Vol.16」
全労済ホール/スペース・ゼロ スーパーバイザー野村萬斎「新宿狂言Vol.16」
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森羅万象とは、“宇宙間に存在する数限りない一切のものごと”とあります。人間讃歌のヒューマンコメディ「狂言」には様々な人間や動物たちが登場しますが、すなわち私たち人間も含め、この地球上に存在するものすべては森羅万象のひとつといえます。
3.11の大震災以来、生きとし生けるもの、あらゆるものの命や存在に思いを馳せる…何故かこのような突拍子もない思考にとらわれることがありませんか?
狂言の話からこんな壮大な話への展開は、ある種、狂言的な飛躍に似ているかもしれません。
今回のテーマは高遠、壮大。
“新宿狂言Vol.16”に取り上げた狂言は「川上」と「茸」の二曲です。
「川上」は笑いの要素が少ない異色の狂言ですが、現代にも通じる普遍的なテーマを持つ名曲です。「茸」は反対にナンセンスな面白さが際立つ曲で、「静」と「動」の狂言を代表するような番組となっています。
また本編終了後に、「新宿狂言」の史実や裏話を中心に、関係スタッフ・ゲストを交えてポストパフォーマンストークを開催します。
ご期待ください!


第1部

■狂言「川上(かわかみ)」■解説 深田博治盲目の夫 野村萬斎(21日・22日)/野村万作(23日)
   妻 高野和憲(21日・22日)/石田幸雄(23日)

あらすじ
盲目の男が川上というところの霊験あらたかな地蔵に参詣し願をかけます。
めでたく願いがかなって目が見えるようになりますが、それには条件が…。
狂言屈指の名曲が配役の妙と新宿狂言ならではの舞台効果で再生します。


第2部

■狂言「茸(くさびら)」 解説 深田博治 山伏   石田幸雄(21日・22日) / 野村萬斎(23日)
何某 深田博治  茸 月崎晴夫 内藤連 村井一之 竹山悠樹 中村修一 岡聡史 高野和憲 鬼茸 野村萬斎(21日・22日) / 石田幸雄(23日)

あらすじ
家の庭に人間ほどの大きさのキノコが生えてしまい、男は山伏に退治の祈祷を頼みます。
法力自慢の山伏はもったいをつけながら祈り始めますが、祈れば祈るほど…。
スラップスティック狂言の代表作。
伝説的アートスフィア森羅万象ヴァージョン改定版。

 

○ポストパフォーマンストーク「新宿狂言を語る」

司会: 西山秀樹(全労済ホール/スペース・ゼロ支配人)
・10月21日(金)
 野村萬斎
 小美濃利明(舞台監督)
 束原 繁(舞台美術家/スペース・ゼロ)

・10月22日(土)
 野村萬斎
 崎山敦彦(神奈川芸術劇場事業課課長/プロデューサー)

・10月23日(日)
 野村萬斎
 野田 学(明治大学文学部教授)




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